はるの みちるです。子供が嫌いな女性が、わざわざ母親になるわけが無いと思っていました。自分が出産するまでは。子供なんか大嫌い!ママになんて なりたくなかったの続きです
なぜ子供が嫌いだったのか?
私の実母との関係を考えてみます
テレビドラマなんかで、一度は観たことがあるのではないでしょうか。赤ちゃんがこの世に誕生してさ。ドクターやナースに囲まれたママが「おめでとうございます!元気な男の子ですよっ」とか言われてるやつ
私もね、経験したのですよ。大変おめでたいやつを。ええ、なんてったって一児の母ですから。我が子が無事に生まれて、幸福に包まれた時間♡なのでしょうね~、普通のママさんにとっては
私はどうだったか?嬉しい気持ちがあった感じはするけれど。それよりもショックが大きかったように思う。なぜならば、私が大嫌いな実母と同じ母親に自分もなってしまったから
私が嫌いな、母親という人
「おめでとうございます!元気な男の子ですよっ」
ドクター、ナースに囲まれて、告げられた言葉。私にとっては「ご臨終です」と同義語みたいなもの
赤ちゃんが生まれて、私は母親になった。私が嫌いな、あの母と同じ人種になってしまった。私の母みたいなつまらない人生は絶対に歩まない。子供の頃から、何度も誓ったはずなのに。出産して私の人生、終わった…
私の母親は、口を開けば悪口や、愚痴ばかり言っていた。たいていは私の父親のこと
「アンタの父さんと結婚したのは失敗だった」
「こんな家に嫁に来るんじゃなかった」「母さんはいつも酷い扱いをうけてる」
「母さんはアンタのために我慢してこの家にいるのに」
「それなのに何でアンタは母さんの言うことを聞かないの!!」
母の言う事を聞かなかった。ワガママを言って母を困らせた。という理由で、ハチャメチャに叩かれたり、怒鳴られたり。地獄かここは
子供は、何のために生まれてくるのか
幼い私は何を思って、日々を過ごしてきたのか
(父さんと母さんの結婚が失敗だったのなら、私も失敗作か)
(私は何のために生まれてきたんだろう?)
(私のワガママで母さんに迷惑がかかるから、我慢しなくちゃ)
母親の訴えはコピペのように繰り返され、私の中に恐怖が芽生えた。結婚なんかしたら終わりだ
子供を産んだら私の人生を奪われると!
私の母親のような、醜い人間になりたくない。奴隷みたいな人生は送りたくない
子供は親の足枷なんだ。足枷をつけられたりなんかしたら、私は二度と自分の望むような人生は送れないだろう。私の母のように
ママになった、子供嫌い
さて、現在の私はというと…
電車に乗って、子供が大声を出したら謝り。子供がよちよち歩いて、通行人を遮ったらペコペコと謝罪
ショッピングモールで転がり泣き叫ぶ子供を抱えて、出口へ急ぐ
私の携帯の待ち受け画面は、子供の写真で一番お気に入りのやつで。今年の年賀状は、わが子のベスト写真だ
いやーうちの子ってめちゃくちゃ可愛いの
あとね、頭もいいのだよ!将来はビル・○イツみたいになるんじゃないかな、うん
一応、今の私は親バカやってる。子供は嫌いじゃなくなった。むしろ好き
子供が嫌いだったのではなくて、過去の自分が嫌いだった。そして自分の母親が嫌いだっただけ。ということが分かったから
問題のある親に育てられた私なので、子育てでも色々つまずいたりするんだけど。私の子供時代みたいな思いを、絶対に自分の息子にはさせない。そう願って頑張っている…はずの、元子供嫌いママなのです
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