クリスマスの日、小1になる私の息子はご満悦だった。なぜならば、彼が心待ちにしていたオモチャがサンタクロースから届いていたから。そんな息子が、私に質問してきた
ママが、初めてサンタさんに貰ったプレゼントって
何だったの♪♪
ううむ。ママのクリスマス?純真無垢な子供に話しても良いネタなのかどうか。まぁ世の中には不可解な出来事も、時には起こり得るものだ
あ…ありのまま 昔 起こった事を話すぜ!
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
私も 何をされたのか わからなかった…
このお話は、オモチャは無駄、くだらないと言う両親。クリスマスは絶望とともにの続きである
私が頼んだオモチャと、違うプレゼントがサンタさんから届いていた。何でだろうねー??といったニュアンスで、うちの息子には話しておいたが
ママのところには、変なサンタさんが
間違って来ちゃったんだよー!!
なるほど!サンタクロースの中にも通常とは異なる挙動をする個体が存在するのではないか
そう…
あわてんぼう?プレゼントを間違えるサンタ
初めてのクリスマスでは、私が頼んだ物と全く異なるプレゼントが届いた。しかし誰しも、間違いはある
だって、サンタさんは世界中の子供達にプレゼントを配っているのだから。きっと手違いがあったんだ。来年は、ちゃんと希望のプレゼントが届くはず
幼い私は自分を納得させる理由を、自ら考え出すしか無かった。なぜなら、両親に状況の説明をお願いしても、顔を背けるばかりで何一つ話してくれなかったから
…。
…。
父さんに聞いて頂戴…
娯楽は必要ない。くだらないと言う両親
- オモチャは無駄
- 漫画やアニメなんて、くだらない物は必要ない
- 遊んでいる暇があるなら、勉強して良い大学に入れ
- いい会社に入って、正社員として働けば幸せになれる
私の両親が、私に常々言っていた言葉。子供の頃から、何度聞いたか覚えていない。私が興味を示したものを、親にことごとく否定されてきた
親が無価値だと判断するものばかり、興味を持ってしまう自分。次第に、私の考える事は全て価値が無いと思うようになった
自分に自信がないので、人生で何かつまずきがあると無価値な自分は生きていても意味が無い。死んでしまった方がいい。といった思考のクセが身に着いたのではないかと考える
次のクリスマス、その次のクリスマス。何度頼んでも、私の欲しいプレゼントは届かなかった
毎年毎年、サンタクロースにオモチャを頼んでいるのにも関わらず!
クリスマスの朝、私の元に届くのは決まって、学習に関する品々だった。ひらがなドリル、足し算引き算ドリル、えんぴつ、何かの絵本
要らねー—-!!!
てか、頼んでないヤツばっかり配達してきやがって!クソかよ
これがA○azonだったなら。即座にカスタマーセンターに電話いれるわ、マジで
当時は、サンタクロースを信じる子供だった私。サンタクロースが善意で配っているプレゼントに、文句を言ってしまったら?
来年からプレゼントは、何も届かなくなってしまうかもしれない
私は不安でたまらず、黙って我慢するという方法を選んだ。変だなと思っても、嫌でも、辛くても。自分の気持ちを言えない。飲み込んでしまうのだ
だって私の考えなど、全て無駄。全部くだらないのだから
自分の思考パターンが、モラハラのターゲットになる人物の特徴。と私が気付くには、長い年月を要する事となる
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- 私は失敗作。うちの母は、父との結婚で失敗したらしいのだが
- サンタは死んだ。クリスマスは絶望とともに
- クリスマスのプレゼントを、間違えるサンタさん。あわてんぼう、ではない
- 親が勝手に、クリスマスのプレゼントを決める罪深さよ
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